忍者ブログ

思いの丈を綴る

アニメや漫画、ゲーム等の感想やらを吐き出すためのブログ。2.5次元の話もします。

映画「ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-」 感想

映画「ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-」の感想。
ネタバレ注意です。





















Free!のアニメと原作の小説をしっかり読んでから映画に挑みました…!
アニメや小説の話も含めて、キャラごとに感想を書いていきたいと思います。



・ハルちゃん
反抗期真っ最中!って感じでしたね。
ハルちゃんは、アニメと小説とではだいぶ受ける印象が違ってて、小説の方がだいぶツンツンしててキツい性格なのですが、映画のハルちゃんは小説の方の性格に近かったかな、という感じです。個人的にはアニメのハルちゃんが好きです。
意外だったのが、中1のハルちゃんは料理が出来ないこと。小説ではタケノコとフキの煮物を作ったりしてて、アニメでも料理が上手な設定だったと思うんですが、映画では栄養失調で倒れちゃってましたね(笑)
小説にはなかったシーンとして、ハルちゃんの家でみんなで合宿する場面はすごく良かったと思います。一気に絆が深まったなって感じがしました。
一つの部屋に、布団を敷いてみんなで寝てるの可愛いかったです。





・マコちゃん
アニメではそこまで思わなかったんですけど、小説読んでるとマコちゃんのハルちゃんに対する依存っぷりはなかなかすごいなと思ってて、映画でもそれがしっかり出てましたね~。
尚先輩がマコちゃんに対して言った「遥がいるから水泳をやってるんじゃないの?」的なセリフは、それ言っちゃうんだ!?と思ってなかなか衝撃的でした。
でも一番衝撃的だったのは、「水泳もハルちゃんも大好き」っていうセリフですね。映画館で聞いた時はホントびっくりしました。
ハルちゃんとマコちゃんは、お互いになくてはならない存在なんだなと感じました。





・旭
旭はすっごくポジティブな子ですね。
鏡に向かって「俺は天才…」って自己暗示をかけてるところ、面白かったです(笑)
映画ではあまり伝わってないんじゃないかと思いますが、小説では、旭は貴澄くんの憧れの存在的な立ち位置でした。「旭の明るくて自然体なところに憧れる」っていう話を貴澄くんがハルちゃんに対してする場面があるんですけど、映画ではカットされてしまっていて、少し残念です。
旭の真っ直ぐで単純な所は、ハルちゃんや郁弥くんからは結構バカにされてたと思うんですが、貴澄くんは「そこが旭の良いところだよね」みたいなこと言ってましたねー。
旭は素直で良い子だと思います。





・郁弥くん
可愛い子ですね。まだまだ子供だな―って感じ。
中学1年生って、小学校卒業したばっかりですもんね…。
お兄ちゃんに突き放されてだいぶひねくれちゃってたけど、仲間ができて吹っ切れた後(?)はずいぶん明るくなって良かったなって思いました。
これからは是非とも兄弟仲良くして欲しいです…!





・夏也先輩
夏也先輩は、小説のイメージとは違ってかっこ良くてびっくりしました。
小説では、熱血で暑苦しいみたいな感じで言われてたり、郁弥くんに対しても、向き合わずに逃げてるみたいな風に言われてたり、あんまり良い印象が無かったんですが、 映画では良き先輩であり良き兄でしたね。
尚先輩との信頼関係もうまく表現されてて良かったです。
印象に残ってるシーンは、ハルちゃんが先生に頼まれて荷物運んでて落としそうになった所で夏也先輩が支えてあげるシーン。少女漫画かと思いました(笑)





・尚先輩
尚先輩に関しては、小説の方が断然かっこよかったです…。
映画では全然尚先輩の良さが出てなかった気がします。これに関してだけは非常に不満です。
小説では、尚先輩はにこやかな笑顔の裏に有無を言わさない威圧感があるような感じで、優しそうな外見とは裏腹に、鋭さを持っててビシっとものを言う人、というイメージでした。厳しいだけじゃなくて状況に応じてちゃんとフォローを入れたりもしてくれるし、本当は水泳もすごく上手だし、とにかくすごい先輩なんです。うまく伝えられませんが、小説の尚先輩すごく好きでした。
映画ではただの優しい先輩っていう感じになっちゃってましたね…。
でも夏也先輩との関係性だけは、短い時間ながらいい感じに描かれてたなと思います。





・凛ちゃん
予想以上に出番が少なかった…。
実は凛ちゃんと貴澄くん目当てで映画を見に行ったんですが、凛ちゃんは見どころほとんどなかったですね。 オーストラリアに居るから仕方ないか…。
最後の手紙を読む時の声は、中学生の凛ちゃんって感じがしてとても良かったなと思います。「ハルみたいに早く泳ぎてぇ」っていうくだりはすごく好きです。
欲を言えば、凛ちゃん、宗介くん、貴澄くんの佐野小3人組の過去の回想が見たかったです。





・宗介くん
宗介くんはぶれないなって感じです。ほんとに凛ちゃんのこと好きですねー。
ハルちゃんとは犬猿の仲っていう感じですが、小説では宗介くんがハルちゃんの家に行ってコロッケを食べて、水泳の話をする少しほのぼのとした場面がありました。結構好きなシーンだったんですけど、カットされてて少し残念です。尺的に入れる余裕ないですね…。





・怜ちゃん
怜ちゃんは他キャラとの接点が全く無いので、一体どうやって映画に登場させるのかなと思ってたんですが、すごく自然な流れで出てきて、おぉ~と関心しました(笑)
カナヅチっていう設定もちゃんと盛り込まれてて、旭とのやりとりも面白くて、良かったです。





・渚くん
とにかく可愛かった…!
小説で、ハルちゃんが渚くんの事はどうも無下に出来ないみたいなことを言ってたんですけど、そうだろうなと納得しました。
声優さんはアニメとは違う方だったんですね。声もとても可愛くて良かったです。





・貴澄くん
貴澄くんすごく良い子でした…!! 思ったより出番多くて嬉しかったです!
貴澄くんだけ水泳部じゃなくてバスケ部ですが、貴澄くんの存在意義はだいぶ大きいと思います。 貴澄くんがもし居なかったら、ハルちゃんと旭と郁弥くんの3人はきっとクラスで仲良くなれてませんよね。良い中和剤的な役割をしていたなと思います。
お弁当の時間、郁弥くんが仲間に入りたそうにハルちゃんの机の周りをウロウロしていましたが、ハルちゃんは気づいても声掛けないだろうし、旭は気づかないだろうし、郁弥くんを誘えるのは貴澄くんだけだと思います。しかも郁弥くんの素直じゃない性格をちゃんと分かったうえで上手に誘ってますよね。さすがだなーと思いました。
周りをよく見てて空気も読めるすごく良い子です。
何気に貴澄くんは何度も何度もバスケ部に皆を勧誘してて、かなり本気でみんなとバスケをやりたかったんだと思うんですけど、結局みんな水泳部に入ることになって実は結構辛かったんじゃないかと思います。
ここからは勝手な想像ですが、貴澄くんは凛ちゃんと小学校同じだったので、水泳の最高のリレーのチームの話とかを凛ちゃんから聞いていて、貴澄くんもそういうチームを作ってみたいっていう気持ちがあったんじゃないかなーと考えると、切ないです…。
そういえば、小説では貴澄くんは女の子からすごくモテてる設定でしたが、映画ではそういう描写はなかったですね。小説では、クラスの女子が貴澄くん応援団を結成してて、「ゴーゴーキスミー!プリーズラブミー!」と応援されていました(笑) 
エンディングのバスケする貴澄くんのイラスト、あれは滅茶苦茶カッコ良かったです。ポストカードにして欲しいです。 序盤でもバスケシーン少しだけありましたが、バスケをするときの真剣な表情すごく良いですね。貴澄くんのバスケ姿もっと見たかった…!



・総評
青春だなあー、中学生可愛いなあー、と思いました。
キャラが一人ひとりみんな魅力的で、最初から最後までとても楽しく見れました。
この続きを是非アニメでやって欲しいです…!
PR